T様 2016年出産


日本クラブで紹介してもらった敷地内のSt'john&St Elizabeth病院でPortland病院の先生に診てもらっていました。毎回、しかもイレギュラーな時でも日本人の通訳さんがついてくれます。医療英語に自信がない人にはいいと思います。

イギリスの妊婦健診(プライベートも含めて)の特徴的なのが、内診がないこと。あえて感染のリスクになるようのことはしないというのが理由です。臨月に入って子宮口の開き具合などで1度だけありました。腹痛で診てもらったときも内診で子宮頸管長を診ることはなく、エコーのみでした。また、先生のホリデー期間中に健診の予定だったとしても状態が安定していればスキップになります。なので私も特に心配することがなかったのでその翌週に予約しましたが、そういうときに限ってトラブルが起こるわけで、、、でも、きちんと代わりの先生が診てくれました。

日本と同じように母子手帳(Red Book)はありますが出産後に貰います。ですので、妊娠中は日本でいうカルテを渡され毎回診察の際に持参するという形になっています。そして、このカルテは出産のための入院で回収されるので手元に残るのは毎回先生から頂くレポートのみになります。

私は第一子を日本で出産しましたが、イギリスの健診内容は内診がない以外変わりありません。プライベートだったので毎回エコーで診てもらっていました。体重測定もしますが14キロ増えましたが何も言われませんでした。葉酸や鉄分の摂取をサプリで補うように指導はされました。
妊娠後期にmidwifeとの面談があり、主に家族構成や病歴、プロフィールなどいわゆるアナムネを聞かれました。英語に自信がない人は旦那様と一緒に行かれた方がいいと思います。

【出産】
先生の赤ちゃんが大きいから予定日には必ず出したいという方針で、2回卵膜剥離、いわゆるグリグリをしましたが出てくる気配はありませんでした。なので予定日前日に入院、当日人工破膜する予定でしたが予定の前々日より日中に陣痛があり、夕方には15分間隔になりました。経産婦だったし、midwifeとの面談でも15分間隔になったら連絡するように言われたので電話をすると5分間隔になったらもう一度連絡をと言われました。
こう言われるのも外国人は痛みに弱いからだと言われていて、日本人は痛みに強い?痛みを我慢する?国民性があるのでウソをついて再度連絡して病院に向かいました。

LDRに通され術衣に着替えます。NSTなど諸々のチェックの後、夕方だったので夜ご飯をオーダーしました。無痛分娩を希望していたので麻酔後は食べることができないからです。担当のmidwifeは最初から分娩後までずっと部屋の中で仕事をしていました。耐えられる痛みではなくなってきたので笑気ガスを吸って和痛を図っていました。麻酔科医が到着し硬膜外麻酔をしてもらうと完全に痛みがなくなりました。イキミ方を指導されますが痛くない上に赤ちゃんが大きかったこともありなかなか出てこず、最終的には麻酔をoffにし、陣痛促進剤を使ったので頭が出てくる辺りからは痛かったです。バースデープランを書いてましたがmidwifeは読んでないと思うので自己申告していかないと自分の思い通りにはいきません。

出産後はすぐにカンガルーケアし、2時間の安静の間、深夜だったにも関わらず半ば強制的?に軽食をオーダーされました。安静解除後は、強制的にシャワーを浴びるように言われます(アメニティーはThe White company)。その後、病室へ車椅子で移動しました。

夕方に入院し、翌日の夕方に退院しましたがその間に沐浴を見学したり、自由にオーダーできるので食事したり、赤ちゃんのお世話もしてました。ミルクも貰えますし、ナーサリーもあるので夜は預けてました。検温にもちゃんと来てくれます。経産婦だったせいなのか授乳方法やオムツ交換の仕方など一切指導はありませんでしたので自分から言わないと教えてもらえないのかなと思います。

病院が用意した体温計、コットンボール、オムツやパッドなどは全て持ち帰るように言われるので大きめの袋を用意した方がいいです。
私が持参した物は、室内履きのビーチサンダル、母子の服、携帯やカメラ・ビデオ、お菓子やウィーダーインゼリー、ストロー。
お産パッドは日本製がベストです。産褥ショーツは悪露の観察がないので必要はなく生理用ショーツで賄えます。

産後24時間で退院したので不安な事もありましたが、24時間電話で対応してもらえるので安心です。また1週間以内に地域のmidwifeが自宅訪問してくれるので分からないことがあればそこで聞くということになります。

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